さっぽろハーベストランド農園見学会

*札幌市東区の「さとらんどセンター」に移動*

  一年中、たくさんの人でにぎわい、季節によってたくさんの楽しみが
 ある「さとらんど」では、当日は、雪が静かに降り続け、とても静かで
 した。


*試食会*

  試食したご飯は、「きらら397」「ななつぼし」「ゆめぴりか」の
 三種類。ジャーに入った温かいご飯とおむすび(品種によって俵・丸・
 三角)が用意されていました。
  1つのテーブルに「さっぽろハーベストランド」に取り組んでいる石
 狩地区農協青年部連絡協議会、札幌市学校給食栄養士会、野菜ソムリエ
 等、8人前後の人数で試食をしながら話合いを行いました。

*話合いから*

  3種類の米は特徴がはっきりしていましたが、好みという点では意見が分かれました。やはり、それぞれの
 家庭で食べている米が好まれる傾向にあり、普段ご飯を食べ比べることがないので、参加者から「ゆめぴりか」
 の白さに驚きの声があがりました。
  なお、企業の好みに合わせてブレンドされている中で、丼物には粘りの強い米よりも、汁が下まで浸み渡る
 さらっとした米が良いという話には納得しました。
  生産者の方から、夏を過ぎると米の「ぬか臭」が強くなり、米を削る割合を増やさないと臭うという話を聞
 き、いろいろな工夫があることを知り、一年中おいしいご飯を食べる事ができるのだと思いました。ただ「ゆ
 めぴりか」は、一年経っても「ぬか臭」が強くならないので、米を削る割合を増やさなくても良い「すぐれた
 米」ということがわかりました。
  米・レタス・豆など栽培している作物が違う農家の方々ですが、今年は天候不順で大変だったという声がた
 くさん聞かれました。雨が多く降ると大根やレタスは、腐る物が多くなり収穫量が減ってしまうなど、生産者
 の方々の色々な話を聞くことができ、北海道の安全で安心な作物は、たくさんの人により作られていると感じ
 た見学会でした。

  きらら397 ・・・ 噛むほどに豊かな甘みとしっかりした食感が好評で、丼物、ピラフなど様々な
            用途で活躍しています。

  ななつぼし  ・・・ 艶・粘り・甘みのバランスが抜群で、冷めてもおいしさが長持ちすることから
            お弁当やお寿司などに人気の品種です。また無洗米としての適性も優れています。

  ゆめぴりか  ・・・「おぼろづき」「ふっくりんこ」と並ぶ北海道米の高級ブランドの中でも最高峰
            に位置づけられています。ほどよい粘りと豊かな甘み、炊き上がりの艶やかな美
            しさが特徴です。