2016年9月3日(土)にホクレン主催で、札幌市の学校栄養士を対象にした酪農・農作業体験バスツ
アーがありました。ツアーで学んだことをお伝えします。 |
*ホクレンとは* |
ホクレンは、経済事業を担う北海道内の農協の連合会です。農畜産物を集荷・加工・流通・販売し、消費
者にお届けするとともに、農協・生産者に生産資材・生産技術・販売情報を提供することを目的として、農
協の出資により組織された団体です。 |
*「荻原農園」できゅうりと白菜の収穫体験!* |
北海道江別市にある荻原農園では、白菜・レタス・水稲・スイートコーン・きゅうり・ズッキーニ・トマ
ト・空芯菜(くうしんさい)・モロヘイヤなどを育てています。まずは、ハウスで育てているきゅうりの話
を伺いました。
〇きゅうりは4月上旬から種植えを行います。約200日間の育成期間のうち、150日くらいは収穫作業
なので、とても体力を使うそうです。
〇きゅうりは「接ぎ木」をします。接ぎ木とは、近い分類の植物同士をつないで、一つの植物として育てる
方法で、連作障害に強くなるというメリットがあります。きゅうりは、かぼちゃやかんぴょうと接ぎ木を
しています。 |
きゅうりは昔、黄色く熟してから食べていたことから
「黄色い瓜」→「きゅうり」となったそうです。
今では熟す前の緑のきゅうりを食べています。新鮮な
きゅうりにあるトゲは、熟しきる前に動物たちに食べら
れないようにするためについているものです。 |
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*白菜* |
白菜は継続的に植え、収穫していきます。荻原農園では、5月末から植えはじめ、1回に1万株の白菜を
植えます。これを5日おきに14回、繰り返し植えていきます。
荻原農園では、「晴舞台65」という品種の白菜を栽培しています。「65」という数字は、種を植えて
から収穫まで65日かかるというところからきているそうです。札幌市の給食でも、荻原農園の「晴舞台6
5」を使用しています。 |
〈白菜の収穫体験〉 |
触ったとき、固いと
思うものを選ぶ |
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横に倒す |
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外側の葉を除き、切る |
大きい白菜が収穫できました |
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*JA道央 野幌農産センター* |
ブロッコリーの集荷・選別・計量・箱詰め・予冷・出荷の流れを見学しました。
農家から送られてきたブロッコリーは、ひとつひとつのにおいをかいで腐っていないかを確かめたあと、さ
らにサイズなどで「秀」・「優」と選別していきます。選別したブロッコリーを24玉ずつ発泡スチロールに
詰めていき、その後一晩、4℃の温度で管理されている予冷庫で寝かせ、翌日機械で氷を入れてふたを閉め、
出荷をします。予冷庫で一晩寝かせることで、黄色く変色してしまうのを防ぎます。ブロッコリーの花蕾(か
らい)はあたたかいとすぐ開いてしまいます。とてもデリケートな野菜です。 |
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